富国生命 AI導入、34人削減へ 保険査定を代替
富国生命保険が、人工知能(AI)を活用した業務効率化で、医療保険などの給付金を査定する部署の人員を3割近く削減する。AI活用による具体的な人員削減計画が明らかになるのは珍しい。将来的に、人の仕事がAIに置き換えられるケースが増えると指摘されており、今回の取り組みも論議を呼びそうだ。
https://mainichi.jp/articles/20161230/ddm/001/020/105000c
富国生命保険会社が、IBMのAIワトソンを導入する事によって34人をリストラの人員削減をする事が報道されています。
IBMのワトソンをベースとしたAIが各企業で導入され始めており、富国生命保険以外の金融機関では第一生命保険、かんぽ生命保険が導入、日本生命保険もAI活用を目指しています。
金融機関以外では更に多くの企業がワトソンを活用しており、追い出し部屋や突然解雇など問題が有ったIBM社製と言うのも皮肉ですね。
しかし、海外ではAIに取って代わってリストラと言う事例は少なく、富国生命保険の様にAIによる人員削減計画発表などは未だ無い筈。
AI開発では遅れ気味の日本ですが、AI活用事例としては素早い。現状として言われている人手不足業界ではなく、保険会社と言うのも珍しい。
但し、今回のリストラは査定関連部署で有期雇用の非正規社員となっており、契約更新をしない事で削減とする方針。
現在、保険会社の求人は非常に多いですが、AI化が進むと少なくなるかも知れませんね。
早期希望退職者など人員削減の対象になった時や希望退職者募集に応募をする方は、『早期退職への応募から希望退職した後の身の振り方』を参考にして下さい。