ADKが新卒採用に関する意識調査を行った所、採用担当者は採用基準が曖昧なまま選考を行なっていたという結果となっています。
新卒採用選考官経験者の大半が「採用基準が曖昧」なままhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000040465.html
採用基準が曖昧なのは今に始まった事ではなく、結構前からですので特に驚く事もないでしょう。
中途採用の採用基準ですら曖昧ですから、新卒採用は更に抽象的で主観的な採用基準となりがちです。
会社の雰囲気に馴染みそうな学生、コミュニケーション能力が高い学生、一緒に働きたいと感じた学生などを採用したい理由で多くなっているのはそのためで、採用基準が曖昧な会社は抽象的で主観的な評価・報酬基準となりがちです。
経済や経営が安定をしている状況においての新卒採用は、その曖昧な採用基準の方が良い場合もあり明確な採用基準の方が絶対に良いとは言えない部分があります。
従来型の新卒入社、年功序列で終身雇用であった場合の事を考えてみましょう。
定年までの長期的な視野に立って採用を行わなければなりませんので、どうしても会社の雰囲気に馴染みそうな学生、コミュニケーション能力が高い学生、一緒に働きたいと感じた学生などを採用したくなってしまうのです。
年功序列と終身雇用が維持出来るならば、それで良いのですが・・・
若手社員の面接官は浮かれやすい?採用担当者の気分で合否は決まる
若い社員が面接を担当することが多々ありますが、大体がスタートアップやベンチャー企業ですね。
若手社員の面接官は浮かれやすく、採用担当者の気分次第で採用の合否が決まってしまうと言う会社もある様です。
浮かれて就活生に説教する人も!?若手社員を「面接官」にするときの注意点
https://diamond.jp/articles/-/33083
人材が乏しいのは分かりますが、その場の雰囲気や気分で採用を決めてしまう方も見かけます。
もちろん企業側もこういった事態を防ぐために、最終的に人事権を発動するのは役員以上と決めている。
若い面接官に採用を任せてしまうと、職場が完全に遊び場になってしまいます。
更に自分よりも技術や経験などが豊富だったりする人材を採用しない傾向にあります。
気持ちは分かりますが、それでは職場の成長は見込めません。
企業の採用方針に口を出すつもりはありませんが、こういった人材の採用部分を変えるかどうかで会社の将来が決まってきます。
面接で応募者のどこを見るのか?質問は?合格ラインは?…など明確にマニュアル化しておくと良いでしょう。
採用部署の担当者だけでなく、第三者的な立場で他の部署などの意見も聞いて見るのも良いでしょう。
どれだけ人材を大事に考えているか…今はSNSなどであっという間に広がってしまいますので、注意しましょう。