米ロッキード・マーチン が4000人削減、国防予算縮小で
[アトランタ 14日 ロイター] – 米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン は14日、米国防予算の縮小を受け、2015年半ばまでに複数の工場を閉鎖することなどを通じて全従業員の3%強に相当する4000人を削減すると発表した。
同社のマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)は従業員向けのメモで「われわれの顧客は、予算が急速に縮小しているという、複雑さを増す世界的なセキュリティ環境に直面している」と述べた。
https://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPL4N0IZ5P520131114
ロッキード、スターフライヤー、ボーイングといった航空業界でのリストラが相次いで発表されています。
まずロッキード・マーチンですが、工場閉鎖に伴い4000人のリストラを発表しており、このリストラ人数は全従業員の3%に相当するそうです。
ロッキードは2008年からリストラによって3万人の人員削減を行っていますが、マリリン・ヒューソンCEOは厳しい状況が続いていると説明をしています。
次に国内九州を拠点としているスターフライヤーですが、80人程度となる初のリストラを発表しています。
30代以上の社員を対象に30名ほど希望退職を募り、残りの50名は定年退職や契約満了などの自然減で来年の3月までに達成させる予定となっています。
スターフライヤーは来年の3月末で韓国釜山への便廃止も発表しており、今後も路線変更や便数の減少などがありあそうです。
そしてボーイングですが、既に昨年管理職30%リストラを発表しており、軍用機工場の閉鎖も発表。
それに伴うリストラも発生する予定ですが、ちょっと労使間交渉がうまく行っていない。
年金を貰う代わりに雇用契約を終了するか、雇用を継続するが従来の年金プランを終了させるかの投票が行われるそうです。
マックナーニCEOは労働者が契約を拒否した場合、われわれが次に何をすべきかはそのとき考える。と述べるに留まっています。
航空業界の再編と言われて長らく経ちますが、一行に改善の兆しが見えない状況が続く。
早期希望退職者の対象になった時や希望退職者募集に応募をする方は、『早期退職への応募から希望退職した後の身の振り方』を参考にして下さい。