米インテル:1.2万人削減へ-4~6月見通しは市場予想に届かず
半導体メーカーで世界最大手の米インテルは19日、従業員の11%に相当する1万2000人を削減すると発表した。パソコン(PC)市場の低迷が5年目に向かっているのを受けて、経費節減を進める。
インテルはデータセンター機器や接続機器用のチップなど高成長分野に経営の重点をシフトすると説明した。同社はまた、4-6月(第2四半期)売上高がアナリスト予想に届かない見通しも示した。発表資料によると、売上高は約135億ドル(約1兆4800億円)となる見込み。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は142億ドルだった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-19/O5WEF86S972L01
アメリカの半導体大手企業であるインテルが、最大1万2000人を人員削減するリストラを発表しています。
インテルはPC用チップが主要事業でしたが、PC市場縮小に伴い他事業や他分野へと方向転換を強いられています。
データセンターやloT事業への再編を進めており、PC用半導体の人員を減らし、データセンターやloT事業へ経営資源を集中させるとの事。
決算では予想を下回りはしたインテルですが、堅調な業績を維持しており安定はしている。しかし、今後PC市場の更なる縮小を見越して早目の手を打った感じです。
スマートフォンやタブレット、自社サーバからクラウドなどここ数年で業界が一変してしまい、大人数、業界特化などでは対応出来なくなってきている。
ここ最近インテルの買収戦略が多かったのは、今回のリストラ発表の準備段階で、今後は単一ではなくグループとしての経営へとシフトしていくと思われる。
早期希望退職者など人員削減の対象になった時や希望退職者募集に応募をする方は、『早期退職への応募から希望退職した後の身の振り方』を参考にして下さい。