百貨店の苦境は多くの人が知っていますが、ショッピングセンターやカラオケ、スポーツ用品店など商業施設で相次いで閉店する動きが有ります。
まずセブン&アイグループのイトーヨーカ堂ですが、以前から言われていた通り閉鎖する店舗が決定し始めており、閉鎖が決まった店舗の中には40年以上歴史のある店舗も有ったり、創業地の店舗も入っていたり、超大型店舗だったり無くなると分かると寂しくなりますね。
従業員のリストラは有りませんが、店舗閉鎖に伴い近隣店舗への異動となる予定で、異動を希望しない従業員はそのまま辞める形。イトーヨーカ堂は2016年度中に20店舗、今後5年間で計40店を閉鎖する予定となっている。セブン&アイとしては、そごう・西武も西武百貨店2店舗を閉鎖する。
イトーヨーカ堂は段階的に閉鎖となりますが、一斉に閉店となったのがカラオケボックスのシダックス。全国261店舗の内44店舗を8月31日をもって閉店としています。4月からの閉鎖を含めると計52店舗が閉店となっています。
シダックスもリストラを行わず、近隣店舗への異動となります。
カラオケと言えばバブル時代から流行りましたが、同じくバブル時代から流行ったスキー用品などスポーツ用品店ヒマラヤも13店舗を閉鎖する事が発表されています。
閉鎖店舗は公表されていませんが、ヒマラヤも解雇せずに異動で対処する方針。
そして最後はショッピングセンターのパルコも千葉店閉鎖に続いて、大津パルコも閉鎖する事が発表されています。
パルコは大津を去りますが、JR西日本は大津にビエラ大津をオープン予定となっています。
何れも不採算店舗の閉鎖となりますが、その地域の全ての店舗に顧客が来ないと言う訳では無く、むしろ出店ラッシュによる競争激化が原因。
今後、新たな業態として帰ってくる可能性も有りますから、その時には訪れて見て下さい。
ちなみに閉鎖店舗では割引セールも行なっていますので、閉鎖する前に買っておきましょう。
早期希望退職者など人員削減の対象になった時や希望退職者募集に応募をする方は、『早期退職への応募から希望退職した後の身の振り方』を参考にして下さい。