アメリカのブラック企業ランキング、働くべきではないと思われる会社はどこ?
ブラック企業の話題が多くなっていますが、アメリカでもブラック企業ランキングを発表しています。
企業に対する口コミ評判サイトGlassdoorでの口コミ評判と評価スコアを元にブラック企業ランキングとしています。
米国のブラック企業ランキング
- ディッシュ・ネットワーク/衛星放送
- ディラーズ/百貨店
- ラジオジャック/家電販売
- ハーツ/レンタカー
- オフィスマックス/事務用品小売
- シアーズ・ホールディングス/小売
- ロバート・ハーフ・インターナショナル/人材コンサルタント
- ヒューレット・パッカード/コンピューター関連
- ライト・エイド/薬局チェーン
- ゲームストップ/中古ゲーム販売
- ニューヨークメロン銀行/銀行
米国のブラック企業の評判
ご丁寧になぜブラック企業にランキングされたのか、口コミ評判や評価スコアから理由も記載されています。
ディッシュ・ネットワークの評判
- 長時間勤務
- 休日出勤
- 強制残業
ディラーズの評判
魅力のない販売奨励金
ラジオジャックの評判
売り上げ手数料の構造
ハーツの評判
- 低時給
- 単調な仕事
オフィスマックスの評判
- 低賃金
- 従業員への微細な管理
シアーズ・ホールディングスの評判
- インフラの老朽化
- 低い初任給と年次昇給
ロバート・ハーフ・インターナショナルの評判
- 一時雇用に対する源泉徴収の適用
- 敵意のある職場環境
ヒューレット・パッカードの評判
業績不振
ライト・エイドの評判
- 経営不振
- 強制残業
- 休日出勤
ゲームストップの評判
- 売上至上主義
- 高い離職率
ニューヨークメロン銀行の評判
- 昇給
- 昇進
- 賞与が期待できない
ブラック企業とした理由の殆どが低賃金や残業、休日出勤となっており、日本のブラック企業と大体同じ理由となっています。
このメディアは、他にも幾つか同様のブラック企業ランキングを掲載しています。
CEOに対する評価なども掲載されていますので、参考までに見ておくと良いでしょう。
米国版「ブラック企業」ランキング発表 1位はソフトバンクに敗れたあの会社
https://newsphere.jp/world-report/20130815-2/
America’s Worst Companies to Work For
https://247wallst.com/special-report/2013/07/19/americas-worst-companies-to-work-for-2/
日本のブラック企業大賞ノミネート企業
ブラック企業が話題となっていますが、ブラック企業大賞と言う投票Webサイトがあるそうです。
ブラック企業大賞は既に第1回は終了しており、第2回では8社がノミネートされ8月11日にブラック企業大賞が発表される予定となっています。
運営しているのはブラック企業大賞企画委員会となっており、各種団体やジャーナリストが名を連ねています。
ブラック企業の定義も幾つか記載されていますが、第2回となる今年は過重労働などによる提訴された企業を中心にノミネートしたとされています。
- ワタミフードサービス
- クロスカンパニー
- ベネッセコーポレーション
- サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)
- 王将フードサービス(餃子の王将)
- 西濃運輸
- 東急ハンズ
- 国立大学法人東北大学
上記8社がブラック企業大賞にノミネートされています。
日本のブラック企業とブラックバイトの特徴ランキング
ブラック企業の特徴ランキングとブラックバイトの特徴がありました。
何でもかんでもブラック企業にしてしまいがちですが、ブラック企業の特徴を良く知ることで見分けたり見抜いたり出来る場合がありますよね。
日本のブラック企業の特徴ランキング
まずは、ブラック企業の特徴を見ていきましょう。
- 人がすぐ辞める/63.6%
- 残業するのが当たり前の社風/58.2%
- 休日返上は当たり前/53.6%
- 体を壊しても休めない/43.9%
- パワーハラスメントがある/42.7%
- 経費が自腹/42.3%
- 社員の残業の記録を残さない/39.3%
- 求人広告の条件と入社後の条件がちがう/36.4%
- 過重な責任をおわされる/28.9%
- ボーナスがない/26.8%
こんな会社は要注意!? 働く女子に聞く「ブラック企業の特徴だと思うこと」
http://woman.mynavi.jp/article/130930-009/
上記の様な特徴がある会社が、ブラック企業と思われています。
日本のブラック企業の見分け方と見抜き方
ブラック企業の特徴として、社員がすぐ辞める離職率が高い企業、長時間残業、休日返上や休暇がないなど離職率と労働時間に関しての特徴を挙げている人が多くなっています。
ブラック企業の特徴に挙げられている企業は大体ブラック企業だと思いますが、入社しないと分からない事が多いのでブラック企業を見抜いたり、ブラック企業を見分けることが重要となってきます。
企業の口コミ評判が悪いからブラック企業、企業の口コミ評判が良いからホワイト企業などといった簡単な見分け方や見抜き方ではなく、その企業を様々な方向から見て自分に合っているかを考えなけれなりません。
離職率と残業時間ですが、残業が無いのに離職率が高い企業もあります。
残業が無いのに社員が辞めてしまう理由としては、根本的に仕事がつまらない、昇給が殆どない、会社の収支が不透明など将来が不安になる事が辞めてしまう一番の理由です。
残業は無いが、経験範囲が狭く、技術も無く、給料も低いままで昇給もなく、会社の利益があるのかないのか分からないので、業績不振となってから転職しても職歴や年収に強みがなく不利となってしまいます。
逆に長時間残業があるのに離職率が低い企業もあります。
残業が多いのに離職率が低い理由は、その会社での経験や技術、職歴が後々役立つから残るのです。
高年収である事が多く、業績不振となっても転職に強みがあるので有利となります。
残業時間だけでブラック企業とホワイト企業を見分けると良い結果とはなりません。
低賃金でダラダラ働いていると、放り出された時に転職で痛い目を見ることになります。
その様な状況でも20代ならば転職も可能ですが、30代ともなると転職が厳しい状況となってしまいます。
偽ホワイト企業は見分け難く、見抜き難いにもかかわらず、仕事へのモチベーション低下に繋がりますので質が悪いですから注意してください。
しかし、全く職歴が無いよりマシですので、20代半ば辺りで一度職歴を精査して見ることをおすすめします。
日本のブラックバイトの特徴
ブラック企業はよく話題になりますが、今度はブラックバイトが出てきたそうです。
ブラックバイトの特徴は、契約や希望を無視してシフトを組まれる、試験前も休ませてくれないなどで、労基法無視の長時間残業、正社員業務を非正規労働者に肩代わりさせるようです。
報道では学生たちはアルバイトを辞めるに辞めれないが、他の世代からはアルバイトが嫌なら辞めて他のアルバイトをすれば良いと言う考え方となっています。
アルバイトを辞める事が出来ない理由として、仕送り額が減少している事が挙げられています。
就活時の交通費などにも充てる為、アルバイト収入への依存度は高いそうです。
フリーターの増加で競争が激化し、次のアルバイト先が見つからないとも書かれています。
と言う事はブラックバイトの特徴は学生アルバイトのみが対象なのでしょうか?フリーターは含まれないのでしょうかね。
派遣社員を派遣先企業が業務指示する事は禁じられていますが、契約社員やアルバイト・パートなどは企業が直接雇用しており、契約無視と言う事はなりにくく、契約書類があるなら確認してみると良いでしょう。口頭での約束ならば立証するのは難しいです。
学生アルバイトによるアルバイト先での迷惑行為も話題となっていますが、自分が気に食わないと直ぐにブラック○○としてしまう様な学生もいますので、幾ら貯めたらアルバイトを辞めるのか?いつまでにアルバイトを辞めるのか?を決めておくと良いでしょう。
次のアルバイト先が見つからないのであれば、以下のページを参考にアルバイトを探してみましょう。
日本の大学生が労働組合ブラックバイトユニオンを結成
ブラックアルバイト問題ですが、大学生20人らが労働組合ブラックバイトユニオンを結成したそうです。
労組を作った理由は、前述のブラックバイトの特徴にある事と殆ど同じです。
色々と書いてありましたが、やはり大学生のみでフリーターは含まれておらず、むしろフリーターが諸悪の根源の様に書かれています。
フリーターが正社員の様に何でもやってしまうからアルバイトの業務範囲が広がってしまったとしています。
同一労働同一賃金制度も始まりますので、フリーターは更に増えそうですけどね。