アステラス製薬がアステラスビジネスサービスを解散し早期希望退職者募集、大日本住友製薬と田辺三菱製薬に続くリストラへ

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アステラス製薬、業績堅調でも早期退職募集 子会社解散で
アステラス製薬は30日、施設管理業務などを担当する子会社アステラスビジネスサービスを2017年9月末に解散し、同社の社員を対象に早期退職者を募ると発表した。アステラス製薬の2016年4~9月期決算は営業利益が前年同期比18.4%増と好調だが、それでも事実上の「リストラ」を進める背景には割安な後発薬の普及がある。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ30HK1_Q6A131C1000000/

アステラス製薬が子会社のアステラスビジネスサービスを解散し、早期希望退職者を募集するリストラを発表しました。

アステラス製薬の業績が悪い訳では無く業績の良いうちにリストラをする方法。JTもそうでしたね。

ジェネリック医薬品の普及や国内市場縮小に備える医薬品メーカーは多く、大日本住友製薬と田辺三菱製薬も同様のリストラを行っています。

医薬品メーカーに限らず、国内市場縮小はどの業界にとっても避ける事は出来ませんので、業績悪化してからリストラするのでは遅いと判断しているのでしょう。

今回、解散するアステラスビジネスサービスの事業は鹿島建物総合管理へ移管し、同社社員の一部は鹿島建物総合管理へ再就職、もしくはアステラスグループ企業へ転籍、残りがリストラとなっています。

早期希望退職者など人員削減の対象になった時や希望退職者募集に応募をする方は、『早期退職への応募から希望退職した後の身の振り方』を参考にして下さい。

大企業ではアステラスビジネスサービスの様に本業とは異なる事業の子会社が幾つも有りますが、経営資源の集中と言う名目で切り離すパターンを最近良く目にします。

先日では日立製作所が日立工機と日立国際電気の半導体製造装置事業を売却検討報道が有りました。

日立工機と日立国際電気は両社とも東証1部上場企業ですが、日立グループからの切り離し理由はアステラスビジネスサービスと同じです。東芝は粉飾疑惑で業績悪化しての売却ですが日立製作所はご存知の通り業績が悪い訳では有りません。

えっ!じゃあウチの会社もヤバイかも?と思う方もいると思いますが、アステラス製薬と日立製作所は元々がそんな感じの会社です。M&Aを活発に行っている企業は大抵はそんな感じです。

幾ら日立工機や日立国際電気と言えども高値で売却出来る内に売る。

三井・三菱・住友と言った財閥系は切り離しは殆ど行いません。三菱自動車工業に関しては最後まで粘った末に売却したとは言え未だに株式の一部は保持しています。

どちらが良いとは言えませんが、売却先によっては社員の指揮がゼロになる場合が有りますので、こういった事は急に決めるよりも慎重に行った方が良いでしょう。

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