カナダのコーポレート・ナイツが世界で20億ドル以上の評価額となっている主要4000社を対象とした、世界で最も安定で安泰な企業100社ランキングをダボス会議に合わせて発表しています。
このランキングは生産性やイノベーション、納税率、安全生産性、マネジメント/ダイバーシティなどの12項目を評価した結果となります。
世界で最も安定・安泰な企業100社ランキング
- シーメンス(ドイツ)
- ストアブランド(ノルウェー)
- シスコシステムズ(米国)
- ダンスク・バンク(デンマーク)
- INGグループ(オランダ)
- オーストラリア・コモンウェルス銀行(オーストラリア)
- コーニンクレッカ フィリップス(オランダ)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(米国)
- コーニンクレッカ DSM(オランダ)
- エナガス(スペイン)
- ダッソー・システムズ(フランス)
- ダウェント・ロンドン(英国)
- セントリカ(英国)
- マコーミック&カンパニー(米国)
- ヘンケル(ドイツ)
- ビーエムダブリュー(ドイツ)
- クレディ・アグリコル(フランス)
- ノキア(フィンランド)
- ナチュラ・コスメティコス(ブラジル)
- インテーザ・サンパオロ(イタリア)
- ホルメン(スウェーデン)
- シンジェンタ(スイス)
- ネステ・オイル(フィンランド)
- アラガン(米国)
- ケスコ(フィンランド)
世界で最も持続する可能性が高く安定・安泰な企業ランキング上位は、この様になっています。
国別で見るとアメリカが19社と最も多く、フランス、英国、カナダとドイツ、オランダと続いています。
世界で最も安定・安泰な企業ランキング(日本企業)
日本企業からは以下の4社がランクイン。
- 67位 武田薬品工業(製薬)
- 70位 シスメックス(医療機器メーカー)
- 85位 アステラス製薬(製薬)
- 86位 NEC (電機メーカー)
ちなみに2014年はエーザイ、大和ハウス工業、三菱重工業、日産自動車、リコーがランクインし、2015年はエーザイのみランクイン。
2015年までエーザイは3年連続、2014年まで大和ハウス工業も4年連続、リコーも10年連続でランクインしていたのですが・・・2016年は一新されています。
シスメックスとアステラスは分かりますが、武田薬品工業とNECがランクインしたのは驚きです。
確かに潰れはしないでしょうけど、CSRのみ良くても現時点では違和感が有りますね。
特にここ最近の世界経済は乱高下していますし、先日就任した方の出方次第で来年も一新されてしまうかも知れません。
しかし、日本企業は業績予想を発表しなければなりませんので、この様な結果になってしまいます。
コングロマリットの巨大企業は給料も良く安定してはいるのですが、少し傾くと単なる大企業ではないので額が大きくなってしまい大量のリストラによる人員削減で業績改善を図ります。
シーメンスやシスコ、ノキアがランキング上位ですから、企業は安定・安泰では有るものの社員にとっては安定・安泰では無いですね。
日本企業には上記ランクイン企業よりも安定・安泰な企業が多く有りますから、あまり気にしなくても良いかと思います。