国立大学と私立大学の大学職員平均年収ランキングなど大学職員に関する情報を紹介しています。
国立大学教職員年収ランキング
大学職員と大学教員など国立大学教職員の年収は文科省が公表しており、国立大学法人や特殊法人の職員や教員の平均年収、理事などの役員報酬や退職金も公表しています。
文部科学省所管独立行政法人、国立大学法人等及び特殊法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準(平成28年度)の公表について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/1387214.htm
国立大学の教職員の年収ランキングを見ていきましょう。
- 政策研究大学院大学 919.8
- 東京藝術大学 871.9
- 名古屋工業大学 869.6
- お茶の水女子大学 859.7
- 電気通信大学 859.2
- 東京外国語大学 858.2
- 一橋大学 855
- 筑波技術大学 853.8
- 東京工業大学 852.9
- 横浜国立大学 847.6
- 東京海洋大学 839.1
- 東京農工大学 833.7
- 埼玉大学 832.1
- 帯広畜産大学 827.1
- 放送大学学園 823.4
- 京都工芸繊維大学 820.9
- 東京大学 810.6
- 東京学芸大学 805
- 茨城大学 796
- 大阪教育大学 794.5
- 奈良教育大学 789.3
- 大阪大学 787.1
- 京都教育大学 784.6
- 和歌山大学 781.6
- 滋賀大学 779.8
- 京都大学 777.8
- 奈良女子大学 777.3
- 愛知教育大学 775.2
- 静岡大学 766
- 宇都宮大学 760.1
- 筑波大学 758.4
- 宮城教育大学 755.2
- 九州工業大学 753.2
- 鳴門教育大学 747.2
- 福岡教育大学 744.7
- 室蘭工業大学 744.2
- 兵庫教育大学 743.5
- 小樽商科大学 742.8
- 上越教育大学 742.4
- 名古屋大学 738
- 岩手大学 735.5
- 北海道教育大学 731
- 福島大学 730.4
- 長岡技術科学大学 721.7
- 豊橋技術科学大学 721.2
- 総合研究大学院大学 721
- 広島大学 713.5
- 北見工業大学 711.7
- 神戸大学 710.6
- 富山大学 708.7
全ての国立大学の職員・教員の平均年収が公表されていますので、大学職員の年収が気になる方は見ておくと良いでしょう。
大学職員の年収が高い大学
大学教職員の年収は企業の平均年収を基準としており、最下位となっている旭川医科大学でも、職員平均年収525.6万円、教員平均年収717.6万円と一般企業の平均年収よりも高くなっています。
最も大学職員の平均年収が高い政策研究大学院大学の職員平均年収は919.8万円、教員平均年収1059.7万円と非常に平均年収が高いです。職員平均年収が900万円以上となっているのは政策研究大学院大学のみとなっています。
教員平均年収が1000万円以上となっている国立大学法人と特殊学校法人は上記の政策研究大学院大学の他に、東京藝術大学の1002.4万円、お茶の水女子大学の1030.2万円、東京海洋大学の1003.3万円、放送大学学園1035.2万円の5校。いずれも教員数も常勤職員も少ない専門的な法人となっています。
常勤職員も多く教員数も多い国立大学法人として平均年収が高くなっているのは、東京工業大学、東京大学、大阪大学、京都大学、筑波大学、名古屋大学、広島大学、神戸大学、富山大学などの地域を代表する法人となっています。
国立大学や特殊法人の全体的な事務職員・技術職員の平均年収は570万円、全体的な大学教員の平均は873.3万円ですから、全職員の平均年収を上げているのは大学教員と言う事になりますね。とは言え事務職員・技術職員の平均年収570万円も一般企業の平均年収サラリーマン平均年収よりも高くなっていますね。
私立大学職員の平均年収ランキング
JobQに私立大学職員の平均年収ランキングが掲載されていました。
【大学職員の年収とは】仕事内容や平均年収を大学別でご紹介

- 芝浦工業大学
- 明治大学
- 立教大学
- 東京電機大学
- 相模女子大学
- 早稲田大学
- 和光大学
- 神奈川大学
- 青山学院大学
- 同志社大学
他にも大学職員の年収ランキングがありましたが、大体ランキングは同じ感じですので参考になります。
有名大学や人気の大学の大学職員ともなると40代で年収1000万円以上となる様ですね。
潰れる心配も殆どありませんし、団体職員と並んで人気職種なのも分かる結果となっています。
教員就職者が多い大学ランキング
東洋経済に教員就職者が多い大学ランキングが掲載されていました。
教員就職者が多い大学トップ200ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/205156
- 大阪教育大学
- 愛知教育大学
- 北海道教育大学
- 文教大学
- 広島大学
- 東京学芸大学
- 福岡教育大学
- 日本大学
- 埼玉大学
- 岐阜聖徳学園大学
- 千葉大学
- 日本体育大学
- 茨城大学
- 静岡大学
- 武庫川女子大学
- 岡山大学
- 宮城教育大学
- 佛教大学
- 明星大学
- 関西学院大学
- 岐阜大学
- 國學院大学
- 新潟大学
- 常葉大学
- 山口大学
- 熊本大学
- 玉川大学
- 都留文科大学
- 立命館大学
- 早稲田大学
- 信州大学
- 横浜国立大学
- 国士舘大学
- 白鷗大学
- 皇學館大学
- 鹿児島大学
- 京都女子大学
- 京都教育大学
- 滋賀大学
- 四天王寺大学
- 筑波大学
- 奈良教育大学
- 大阪体育大学
- 三重大学
- 長崎大学
- 金沢大学
- 愛知淑徳大学
- 群馬大学
- 東京家政大学
- 帝京大学
上記大学以外200位まで掲載されていますので、大学の教職員への就職に興味のある方は見ておくと良いでしょう。
国立大学だけでなく私立大学を含めたランキングとなっていますが、国立の教育大学の方が教職員へ就職する人が多いようです。
ここでいう教職員は大学教職員のみの就職者数では有りませんが、大学教職員の平均年収が高い大学の方が教職員へ就職する人が多くなっています。
大学生時代に大学教職員の仕事や年収を知っていると就職先へと選びやすいのでしょうか。採用されやすいと言う事はないとは思いますが、話はしやすいかも知れませんね。
大学職員への就職は難しい
厚労省・文科省の調査では、大学生の就職内定率が同時期過去最高となっているとの事でした。
大学卒業者全体の就職希望率は67.6%、就職以外では大学院へ進学が多く、ポスドクや研究員へと就きたい方が多くなったのかも知れません。
以前、文科省が日本のポストドクターに関する雇用・進路調査を行った結果を見てみましょう。
「ポストドクター等の雇用・進路に関する調査-2015年度実績-速報版」の公表について
http://www.nistep.go.jp/archives/33979
博士課程学生は在籍していた機関のポスドクへと就く割合は7割。ポスドクから大学教員や他の研究開発職へ転職した割合は19.1%となっています。しかし不明が11%と多くなっていた事が問題点として有りました。
2015年時点で国内ポスドクの10%は中国籍となっていますので、現在は更に増えていると思われます。
大学生も大学教員も院生もポスドクも外国籍が多くなって来ています。
近年はポスドク経験も含めて一般公募をする大学職員や団体職員などの求人が多くなっていますが、大学教員の採用は公募で中途採用している求人は殆どありません。
教職員年収が高い大学の教員に就きたいのであれば大学在籍時点で志望して、新卒採用で就職した方が良いでしょう。
大学職員への転職
大学職員や団体職員など学校法人や特殊法人への転職を考えている方も多くなっています。
景気や雇用情勢に関係なく大学職員や団体職員の応募倍率は高止まりとなっています。
有名大学の教員公募は特に倍率が高くなりますので、不採用で落ちてしまった人がコネや出来レースと感じてしまうのも無理はありませんね。
転職での中途採用で大学職員や団体職員の方が、教員公募よりはマシな倍率であり、事務職員よりも技術職員の方が倍率は低いので以下のページで求人を探してみましょう。
団体職員・大学職員などの中途採用求人情報
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