就職する企業の平均年収を応募前に調べる理由
就職や転職で応募や入社する企業の平均年収を気にする人が多くなっています。
平均年収を気にする理由としては以下の様な理由があります。
- 初任給だけ他社より高いが昇給しない会社が多い
- 平均年齢と平均年収で年齢の大体の目安が欲しい
- そもそも給料が低過ぎる企業が多い
平均年収は応募する判断要素として大きな割合となっています。
近年では求人に平均年収を掲載する企業も出てきており、20代での平均年収、30代での平均年収、40代での平均年収など細かく年代で区切って載せている企業もあるほどです。
年功序列という訳ではありませんが、大凡の目安として年収をイメージして貰える様に掲載している企業が多くなっています。
平均年収が高い大企業より平均年収が高い中堅企業
平均年収が高い企業は殆ど固定されており、良くある平均年収ランキングばかり見ていても就職や転職で入社する事は難しい。
年収が高い企業へ入社したいのは皆同じであり、応募も多く採用倍率も高くなる傾向があります。
平均年収ランキングの多くは上場している大企業が上位となっていますが、大企業、中堅企業、中小企業の順で平均年収が高い事は調査の結果で出ており、以前あった様な、中堅企業など規模や業種を限定した方が面白い結果が見れます。
企業の平均年収ランキング2013、中堅企業と大手企業
http://newjob.wp.xdomain.jp/article/375500844.html
上記ページでは中堅企業の平均年収ランキングですが、東洋経済に中小企業の平均年収ランキングが掲載されていました。
「中小企業でも年収が高い会社」ランキング
http://toyokeizai.net/articles/-/206077
中小企業と言いつつ上場企業が含まれていますが、今回の平均年収ランキングでの中小企業の定義は従業員300人以下となっており、グループ全体での従業員数が1000人以上の企業は除外されています。
アンケートをベースに平均年齢の調査を行い、有効回答を得た300人以下の中小企業は1384社。
その1384社全体の平均年収は539万円、平均年齢は39.7歳。
上位200社となった中小企業の平均年収ランキングとなっています。
平均年収が開示されていない非上場企業
上場している企業は大企業は勿論、中堅企業も平均年収や平均年齢を開示していますので調べやすいです。
一方、非上場大手企業、非上場中堅企業などは平均年収を開示していない事が多く、中小企業に至ってはWebサイトに企業の情報が一切掲載されていない企業も存在します。
先ほどのランキング上位200社中に非上場企業が66社含まれており、アンケートの返答とは言え開示が上場企業よりも少ない中小企業の平均年収を参考程度に知る事が出来ます。
非上場中小企業の平均年収ランキング
- 九州朝日放送 1313
- 東北放送 1016
- TFDコーポレーション 1014
- 新潟放送 882
- 東洋テクノ 880
- 日本技術貿易 860
- 坪井工業 850
- 高知放送 837
- 秋田魁新報社 830
- 遠藤科学 822
- 帝国書院 807
- 千葉テレビ放送 803
- 伊藤忠建機 800
- 松下産業 796
- エム・エムブリッジ 790
- 第一テクノ 790
- 若井産業 783
- 日本自動車ターミナル 783
- 竹中エンジニアリング 776
- 八馬汽船 770
- BS日テレ 748
- じぶん銀行 747
- イースタン・カーライナー 740
- 中部国際空港 733
- 田中土建工業 730
- 岩瀬コスファ 720
- 三笠産業 720
- 関西保温工業 717
- JFEコンテナー 714
- 丸五基礎工業 709
- 木村洋行 708
- 島村工業 700
- 神鋼不動産 700
- 日比谷通商 700
- 宝泉 700
- 野村建設工業 699
- ユニエツクス 695
- 中部 693
- 富士キメラ総研 690
- 協立化学産業 690
- 積和不動産東北 690
- 富山薬品工業 684
- 三菱商事ロジスティクス 680
- TSP太陽 679
- 東京システム技研 675
- アイグラフィックス 673
- 浅川組 672
- 日本板硝子環境アメニティ 670
- 協同インターナショナル 670
- 岡畑産業 670
- 大鉄産業 667
- 東京ビルディング 665
- アルファテック・ソリューションズ 663
- NTKセラテック 660
- ノバック 658
- テレビ高知 654
- 建研 654
- 月島環境エンジニアリング 653
- ニッセイ・リース 650
- ウエットマスター 650
- 松井製作所 650
- 日東化成 650
- 郡リース 650
- 精研 650
- 昭和電機製作所 650
- コアテック 647
非上場の中小企業の平均年収ランキングは上記の通りとなり、面白い結果となりました。
何しろ全く聞き馴染みのない企業が多くランクインしています。
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非上場で平均年収が高い企業
マスメディアは非上場企業でも平均年収が高くなっており、高知放送、テレビ高知と高知の放送局3社中2社も入っており、残り1社の高知さんさんテレビの平均年収も気になる所です。
九州朝日放送、東北放送、新潟放送、高知放送、千葉テレビ放送、BS日テレの平均年収を見て就職先や転職先で気が変わった人が出てきそうです。
大企業の子会社や業界内で有名な企業以外として、地場を中心とした歴史ある企業も入っていたりと、やはり面白い。ただ、高年収目当てだけで就職や転職すると痛い目見そうな企業もありますし、同名同業他社にも注意して欲しい処です。
就職四季報の優良・中堅企業版2019年版には上記の他に4761社掲載されているとの事ですから、就職や転職の際には参考になりそうです。
年収が高い中小企業
非上場の中小企業の平均年収ランキングなど以外で中小企業の年収を調べる方法は少ないですが、業界標準の年収というものが存在し、年収が高い業界は中小企業でも年収が高い傾向となります。足並み揃えて横並び年収ラインであり、年収を高くして抜け出す事を許容しない業界もあります。
企業規模に依存しない業界でも中小企業の年収が高い傾向がありますし、公共事業に関わる中小企業も年収が安定しており最終的に大企業並みの年収となる場合があります。その他にも特定企業や団体と繋がっている中小企業の年収も高い事が多くなります。
ベンチャー企業やスタートアップ企業と呼ばれている中小企業も、これまでと異なり年収を高くし、優秀な人材を集めようとしています。以前はベンチャーのスタートアップなのに年収が低いという意味不明な事をしていましたが、内情がネットによってバレてしまったのでしょう。
この様に大企業よりも高年収となる中小企業は多く存在しており、中堅企業と合わせると数は非常に多くなります。
注意して欲しいのは、今後伸びる業界だから年収も上がっていく訳ではない事です。
会社自体の収益が上がっても従業員の年収は低いままである事は、これまでの状況を見ても分かる通りです。
中小企業の求人
非上場大手企業や中小企業の求人は以下のページも参考にして下さい。
非上場の大企業や中小零細企業の中途採用の求人情報
非上場大企業や中小企業の中途採用求人情報
働き方改革などで多くの企業が変化していますが、就職や転職での判断基準で『給料が高い』は変わっていませんので、転職で上げる攻めの転職か賃上げを待つ守りの就職か、求人数が多い現在としては攻めでしょうかね。
非上場の中小企業に外資系も含めてみよう
年収が高い中小企業として忘れてはいけないのが外資系企業でしょう。
東証へ上場している外資系企業の日本法人もありますが、国内にある多くの外資系企業は非上場企業であり、従業員も少ない所謂中小企業の分類です。資本金は大企業なみの外資系企業もありますが、国内では中小企業に分類される資本金の外資系企業の方が多いです。
国内の中小企業と外資系企業は比較するまでもなく、外資系企業の方が年収が高いです。
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