厚生労働省の発表によると、昨年度のパワハラ相談件数が過去最高となったそうです。
パワハラ相談は前年度比12.5%増の5万1670件。解雇相談は5万1515件で前年度比10.9%減少となっています。
全体の相談件数は、25万4719件で前年度より0.6%減少となっています。
パワーハラスメントの事例
具体的なパワハラ例は以下の通りとなっています。
- 上司から仕事のことでバカ呼ばわりされ、人前で大声で叱責された
- 仕事中、腰にけがをしたが、その後も他のスタッフに比べて過酷で、けがに悪影響を与える作業を割り当てられた
- 出社して店長にあいさつしたところ、直後に頭をたたかれた
パワハラ事例としては、上記の様な行為が多くなっているとあります。
パワーハラスメントが増えた理由
昨年度はご存知の通り、リストラの嵐があり、早期希望退職募集も非常に多くありました。
それに伴って一部企業では解雇ではなく、自主退職に追い込む企業もあり問題となった時期です。
その為パワハラが増加したと思われ、今後も増えて行く可能性はある。
パワーハラスメント対策
しかし、以前はグッと堪えてしまい鬱病などの精神疾患、最悪自殺となっていましたが、最近はこうして違法行為として相談する方が増えている。
これも、インターネットでの情報を元に行動していると思われますね。
学校での体罰やイジメ問題が大々的に報道されていますが、企業内での事はあまり言われません。
閉鎖的な場所ですから、自ら行動を起こさないと泣き寝入りになります。
結局退職する羽目になり、しかも病気付き…そうなる前に相談する事は非常に重要です。
こういったパワハラをするタイプの上司などは、パワハラと言う意識を持っておらず、例え相談したとしても解決する事は少ない。
かと言って放っておくとエスカレートしますので、早期相談が良いでしょう。
それパワハラ・セクハラじゃないですか?
冗談めいて忠告するだけでも、本人に釘を指す威力の言葉です。