大手企業の年功序列廃止
最近は日立やパナソニック、ソニーなど有名な企業の年功序列賃金制度廃止がニュースとなっています。
更に政府も連合に対して年功序列を廃止し、実力で報酬を決める成果主義へ移行する様に要請したとか。
そんな中、東洋経済が30歳平均年収が高い企業ランキングなるものを公表しています。
独自試算!「30歳年収が高い会社」トップ300 ベスト10に総合商社やコンサルがランクイン
https://toyokeizai.net/articles/-/50754
主要企業や平均年収が高い上場企業約3500社が対象、最新の有価証券報告書(2013年6月期~2014年5月期)の公開データから、30歳年収を推計しています。
持株会社も含んでいますが、単体従業員数が30人未満や平均年収非公開企業は対象外となっています。
厚生労働省が調査・発表している平成25年賃金構造基本統計調査の5歳刻みの賃金額(所定内給与+賞与)から業種分類ごとの賃金カーブを算出し、その賃金カーブを各企業の平均年収と年齢に当てはめて東洋経済が独自に試算した推計となっています。
上記の様に東洋経済独自の推計ですが、30歳の平均年収としてはある程度の参考として役に立つのではないでしょうか。
30歳平均年収が高い企業ランキング
30歳平均年収が高い企業ランキングは以下の通りとなっています。
企業名、30歳年収、企業全体の平均年収、平均年齢の順番です。
- キーエンス 1292 1440 34.8
- 日本M&Aセンター 1253 1412 34.5
- GCAサヴィアン 1122 1332 36.6
- 東京海上ホールディングス 1042 1387 42.5
- ドリームインキュベータ 1019 1119 33.5
伊藤忠商事 1008 1384 41.3
- 野村ホールディングス 978 1488 41.5
- キリンホールディングス 969 1105 39.4
三井物産 962 1352 42.4
- アクセル 961 1240 40.1
三菱商事 958 1355 42.8
- 朝日放送 956 1479 42.3
電通 950 1192 39.1
- フジ・メディア・HD 939 1506 43.4
- 住友商事 925 1305 42.6
丸紅 921 1275 41.7
- テレビ朝日HD 907 1395 42.1
損保ジャパン日本興亜HD 895 1173 41.8
- シグマクシス 885 1041 36.2
- JXホールディングス 883 1157 44.5
- サントリー食品インターナショナル 859 954 38
- アサヒグループHD 850 1017 42
三菱地所 842 1108 40.7
- 三井住友フィナンシャルグループ 833 1265 40.5
三井不動産 825 1102 42.3
- ソフトバンク 817 1146 38.9
明治ホールディングス 817 971 43.6
- ヒューリック 811 1120 42.7
日本テレビHD 810 1454 47
- LIXILグループ 800 1027 44.2
- 東京汽船 795 918 38.3
- プレサンスコーポレーション 790 790 30
- 阪急阪神ホールディングス 784 897 41.6
- 野村総合研究所 784 1091 38.7
ダイビル 780 963 38.1
- 日本エスリード 776 855 33.4
- 国際石油開発帝石 773 930 39.6
サッポロホールディングス 772 885 46.2
豊田通商 772 1041 40.5
- RKB毎日放送 769 1205 42.7
- 味の素 765 910 41.7
- 博報堂DYホールディングス 762 1053 44.2
- 相鉄ホールディングス 762 935 49.7
- TBSホールディングス 758 1499 51.3
JT 755 894 43.8
- 東急不動産HD 754 1041 42.7
- 双日 752 1052 42.2
- 日揮 750 984 43.2
大東建託 748 960 41.5
飯野海運 744 907 36.7
- 東燃ゼネラル石油 744 913 40.7
MS&ADインシュアランスグループHD 744 1120 46.7
- 任天堂 744 869 36.8
- ヤマトホールディングス 743 838 37.4
- 中部日本放送 738 1138 42.2
テレビ東京HD 735 1222 44.5
- 千代田化工建設 733 944 41.7
日清食品HD 733 823 38.6
- 三和ホールディングス 731 961 46.8
- セガサミーHD 731 891 38.5
日清製粉グループ本社 731 877 42.2
- 武田薬品工業 725 944 38.8
- アステラス製薬 724 1036 41.7
- T&Dホールディングス 722 995 43.6
- バンダイナムコHD 720 889 39.7
商船三井 716 897 37.6
大気社 716 937 43
ベネッセHD 714 945 41.7
- 三井海洋開発 714 890 39.4
- 昭和シェル石油 714 936 44.5
- 第一三共 711 1036 42.3
- グリー 711 744 31.2
三井住友トラスト・HD 710 1174 44
- 大塚ホールディングス 707 1105 44.9
- 日本郵船 700 975 39.9
- 出光興産 700 858 42.5
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ 700 1046 39.9
- ジャフコ 697 1056 41.3
ファナック 697 981 43.4
日本オラクル 695 1010 40.1
- オンワードHD 694 999 46.2
- いちごグループHD 691 874 39.5
- ケネディクス 690 889 40.4
- ビービー・カストロール 690 843 42.3
- エムスリー 687 771 34.3
- エーザイ 687 1040 43.7
- 川崎汽船 686 871 37.9
- 大林組 684 890 42.5
- 日本食品化工 680 759 38.3
- 富士フイルムHD 679 1070 45.2
- ディー・エヌ・エー 679 719 32.1
- 宇徳 678 781 42
日本ハム 677 806 41.8
- コムシスHD 676 935 49
- エイチ・ツー・オー リテイリング 675 899 45.6
- 日本高純度化学 675 820 36.4
- WOWOW 675 1009 41.1
- 乾汽船 674 776 41.5
- 大成建設 672 878 42.8
- 平和不動産 671 888 40.9
- 近鉄エクスプレス 670 774 39.1
- 三菱ケミカルHD 670 774 39.1
- 東洋エンジニアリング 669 889 44.2
- NIPPO 669 895 44.9
- オープンハウス 669 661 29.6
- 鹿島 666 877 43.5
- クックパッド 666 688 31.2
大和ハウス工業 666 816 38.2
- 三菱倉庫 665 767 40.4
- 清水建設 663 874 43.6
石油資源開発 660 803 39.9
- サイバーエージェント 660 666 30.3
- B-R サーティワン アイスクリーム 659 763 40.2
キッコーマン 659 787 41.9
- 中外製薬 659 928 41.2
- 栗田工業 658 848 40.8
- 極東証券 657 1014 42.4
- 長瀬産業 657 865 39.4
JFEホールディングス 657 943 44.5
- シンバイオ製薬 656 1088 47.2
- 江崎グリコ 656 781 43.4
- レーザーテック 656 911 42.7
トヨタ自動車 655 795 38.8
- ハウス食品グループ本社 655 789 42.7
岩谷産業 655 847 38.6
東京建物 655 858 40.5
住友林業 655 837 41.2
- レーサム 654 822 38.8
- カゴメ 653 755 40.1
京王電鉄 653 744 40.2
- 京成電鉄 652 748 42.2
日本光電 652 857 40.7
- 東京急行電鉄 652 741 39.7
日立物流 650 739 39.8
- キョーリン製薬HD 649 981 43.6
- ライフネット生命保険 649 767 37.7
- 三洋貿易 647 880 40.9
日本取引所グループ 647 975 43.7
- 伊藤忠エネクス 646 883 41.1
- 小田急電鉄 645 733 39.3
- 阪和興業 645 814 37.6
- シマノ 644 814 37.6
- コカ・コーライーストジャパン 644 754 40.9
- 三井松島産業 643 835 41.9
- 小野薬品工業 642 873 40.1
- カルビー 641 735 39.7
- 生化学工業 641 868 40
ソニー 639 885 42.5
- 王子ホールディングス 639 863 43.9
- リニカル 639 678 32.2
- みらかホールディングス 639 901 45.4
- マクニカ 636 789 37
- 東海旅客鉄道 636 716 37.3
- 住友倉庫 635 729 37.2
- 安田倉庫 635 733 39
- 日本ライフライン 635 827 39
イオン 633 845 45.9
- 三菱UFJリース 633 773 36
積水化学工業 631 940 43.1
旭硝子 631 802 40.7
- 三菱重工業 630 772 38.7
- プラネット 630 823 41.1
日立製作所 630 828 40.7
- 新京成電鉄 629 718 40.7
- 前田道路 627 785 39.7
豊田自動織機 626 742 37.9
- みずほフィナンシャルグループ 626 932 39.7
- オービック 626 773 35.3
- リンクアンドモチベーション 625 644 31.1
- 東宝 623 874 38.9
- 伊勢湾海運 623 719 40.3
- KDDI 623 940 41.4
- ヤクルト本社 622 734 41.2
- 横河電機 622 909 45.4
- エバラ食品工業 621 736 41.5
- 東芝プラントシステム 621 825 44.2
- 日本製粉 620 708 39.5
- ミサワホーム 619 827 44.8
森永乳業 618 673 36.6
岡谷鋼機 617 768 37.1
- 日本証券金融 617 864 40.8
- NTT都市開発 617 863 43.2
- エックスネット 615 769 35.6
オリンパス 615 826 42.8
- 東日本旅客鉄道 614 703 41.5
- 因幡電機産業 614 795 38.7
- 巴工業 614 772 39.8
- 協和発酵キリン 613 855 40.9
デンソー 613 806 42.2
- 三菱総合研究所 613 957 42.6
- ヒロセ電機 613 744 38.2
- 昭和産業 613 687 38.5
- ソニーフィナンシャルHD 612 869 44.6
- コロプラ 612 869 44.6
NTTデータ 612 798 36.7
- 三井倉庫HD 611 706 38.2
- ダイダン 611 784 41.5
- 水道機工 610 823 43
- 三井製糖 610 725 41.7
楽天 610 652 32.5
- 東海東京フィナンシャル・HD 609 983 45.4
- 沢井製薬 609 766 37.8
- フューチャーアーキテクト 608 739 34.9
- メガチップス 608 797 40.6
- 積水ハウス 607 803 40.3
- シミックHD 607 803 41.7
- 日新製糖 606 716 44.1
- ユニ・チャーム 605 839 40.7
- 日本海洋掘削 605 815 43.6
- カカクコム 605 664 33.5
- スター・マイカ 605 675 33.9
- インテリックス 605 756 38.6
- 富士石油 603 841 46.5
- 理研ビタミン 603 662 37.5
- 稲畑産業 603 815 40.6
- 郵船ロジスティクス 602 675 36.1
- 都築電気 600 847 42.6
- J-オイルミルズ 600 719 42.1
- 日本触媒 600 752 37.7
- ISID 600 857 39.5
- コスモスイニシア 600 760 39.1
- 科研製薬 599 780 38.8
- ゴールドクレスト 599 614 30.8
- ニトリHD 598 784 43.3
高砂熱学工業 597 780 42.8
シスメックス 597 763 39.8
- ナガセ 597 686 35.3
- クボタ 597 762 40.4
丹青社 596 786 41.5
- アサックス 596 618 30.9
- ジャストシステム 596 828 38.6
- 日清オイリオグループ 595 693 40.6
- FJネクスト 595 639 32.4
- 丸八倉庫 595 729 47.3
- 東洋製罐グループHD 594 716 39.6
- 西華産業 594 773 38.9
- 松井証券 594 846 37.6
- 日本電信電話 593 870 40.4
塩野義製薬 593 830 41
- 日本軽金属HD 593 908 51.4
- ブロッコリー 593 640 33.4
- サンセイランディック 592 668 34.3
ファーストリテイリング 592 709 37.2
不二製油 592 706 41.9
- 日本上下水道設計 591 803 43.1
- ブロードメディア 591 731 38.4
- NSユナイテッド海運 591 790 39
- DMG森精機 591 710 37.9
- アンリツ 591 783 41
- ニューフレアテクノロジー 590 784 42.1
西日本旅客鉄道 590 673 40.3
- ニチレイ 590 708 42.9
- ハーモニック・ドライブ・システムズ 590 767 41.2
- 森永製菓 589 679 40
- 大日本住友製薬 589 834 41.4
- 三菱鉛筆 589 741 40.9
- 三越伊勢丹HD 588 781 45.2
- マツモトキヨシHD 588 779 44.7
- メディアスHD 587 801 41
- MORESCO 587 720 40.5
- 建設技術研究所 587 790 42.6
- ニチレキ 586 718 41.8
- フジ日本精糖 586 707 42.5
長谷工コーポレーション 586 757 42
J.フロント リテイリング 585 777 45.2
- 日本道路 585 786 45.2
- 東亜道路工業 585 782 44.8
- 明豊ファシリティワークス 585 762 42.5
- 共栄タンカー 585 878 41.7
- いすゞ自動車 585 750 41.1
- エージーピー 585 674 40.7
東芝 584 812 42.7
- トライステージ 584 638 33.3
- アバント 584 681 33.9
- リコー 583 799 42.1
- 京浜急行電鉄 583 661 38.6
- パルコ 582 746 41.4
- スペース 582 703 37.3
アサツー ディ・ケイ 582 766 41.5
テー・オー・ダブリュー 581 630 33
- 中外炉工業 581 751 42
- リーバイ・ストラウス ジャパン 581 818 42.5
- 新日鉄住金ソリューションズ 580 802 38.4
- セイノーホールディングス 580 666 42.4
- 住友化学 580 763 39.1
- 平和 580 707 38.5
- 藤商事 580 680 36.8
- 日本水産 580 764 41.5
- ヤギ 580 732 37.6
- テクマトリックス 580 739 36.1
- 川崎重工業 579 701 38.7
- 住友電設 579 749 42
- イノテック 578 758 39.2
コマツ 578 696 38
- アルコニックス 578 820 42.9
- 燦ホールディングス 578 842 47.7
- 新日本空調 578 760 43.4
- キッセイ薬品工業 578 783 40
- 持田製薬 578 831 41.9
- プロバスト 578 706 37.7
- 芙蓉総合リース 578 822 41.4
30歳平均年収はコンサルティング会社や総合商社が高いが平均年齢は低い
30歳平均年収が高い企業ランキングは上記の様な結果となりましたが、30歳平均年収トップ企業はキーエンスとなっています。
高年収企業として有名ですが、ここ数年で一気に平均年収が上がっていますね。
2位の日本M&Aセンターと3位のGCAサヴィアンも同様にここ数年で一気に平均年収が上がっている企業で、M&Aが盛んな現在は報酬も高い様です。更に5位のドリームインキュベータもM&Aコンサルティング会社です。
日本M&Aセンターが公認会計士・税理士出資の独立系コンサルに対して、GCAサヴィアンはKPMG、ドリームインキュベータはボストンコンサルティングからの独立系と言うM&A企業の面白い構図となっています。
これらM&Aコンサルティング会社と総合商社が30歳平均年収ランキング上位を占めており、30歳と言う若い年齢から1000万円を越える年収と推計されています。
実力主義の会社は転職しやすい
M&Aコンサルティング会社と総合商社などは、完全実力主義で成果報酬制度を導入して年収が高くなっていますが、基本給自体も高いです。
しかも稼ぎたいと自ら申し出れば、厳しい現場へ放り込まれますので、出来る人は年収もグングン上がります。
その反面、平均年齢は30代前半と言う極端な事になっていますので、平均年収だけでなく平均年齢も見ておくと良いでしょう
激務に疲れて会社を辞めるというより、資産と呼べるほど貯まりますので独立したり、他業種の業界で起業する人が多いです。
もちろん激務で転職をする人も多いですが、M&Aコンサルティング会社や総合商社の人材は基本的に引く手数多のため、M&Aコンサルティング会社や総合商社出身の方は転職もしやすいと言えるでしょう。
実力で成果を上げる事が可能な職種とは
実力主義の会社!成果主義の会社です!と求人に掲載する会社も多いですが、実力で成果を上げる事ができる職種は限られており、30歳平均年収が高い会社ランキングでも分かる通り、年収が高い上位企業は殆どがコンサルティング会社や商社です。
要するに、実力で成果を上げる事ができる職業とは営業の事です。
高年収の営業
一昔前の営業ではなくコンサルティング型の営業方法は各業界でも高年収であり、外資系企業でも高年俸の職種として知られています。
ソリューション営業という名称の場合もありますので、求人でもよく見るという方は多いのではないでしょうか。
コンサルティング営業とソリューション営業の違いは殆どありませんが、企業毎に業務内容や業務範囲は異なりますので、求人で仕事内容を確認し、面接で詳細を聞いておかないと入社してから酷い目にあいますので注意しましょう。
コンサルティング営業とソリューション営業が高年収の理由
なぜコンサルティング営業とソリューション営業の年収や年俸が高い理由としては、高額な無形商材を営業する事が多い事が挙げられます。
コンサルティング営業やソリューション営業と聞くと不動産営業を連想する人が多いですが、上記の30歳平均年収が高い会社ランキングでのコンサルティング会社の多くはM&A仲介サービスなどである様に、不動産を含めた金融商材と考えた方が分かりやすいでしょう。
不動産は有形商材の営業ですが、ここ数年で一気に高額となっている無形商材と言えば大規模システムです。
少し前ならERP、今ならRPAなどの業務システムは非常に高額であり、導入して終わりではなくコンサル含めた保守運用が必要であり、場合によっては初期見積もりが役に立たない事もある。
高額商品売って終わりの営業とは異なり、幅広い専門知識とプレッシャーに耐える精神力や忍耐力、プロジェクトを完遂させるリーダーシップが必要となる営業ですので高年収や高年俸となります。
実力はないので成果だけで判断して欲しいのであれば、自動車ディーラーや不動産営業など高額な有形商材の営業を選択した方が合っているかも知れませんね。
実力が高く優秀な部下がいれば上司であるあなたは成果だけ見れば優秀となります。
ITやデザインなどクリエイティブ人材の実力と成果は見えにくい
IT人材の人手不足が顕著な理由の一つとして、業務内容や業務範囲に比べて評価が低すぎて給料が低い事が挙げられます。
上記の30歳平均年収が高い会社ランキングで上位に入っている企業ですら、IT人材を使い捨てしていた時期もあったほどであり、IT企業と呼べる様な企業がランキングに入っていない事でも想像しやすいと思います。
デザインに秀でた人材も業務内容や業務範囲に比べて評価が低すぎて給料が低く見積もられている事が多く、無形商材のクリエイティブ職に対する評価が日本企業は著しく低いです。
建築やプロダクトなど有形商材デザインはメーカー依存や個人事務所で高額であるのに対し、WEBやUIなどの無形商材デザインは個人でもインハウスでも低年収である事が多いです。
ITやデザイン職で高年収になるには
ITの技術職や、デザイン職を目指しているのであれば日本企業へ就職ではなく、外資系企業へ就職や転職する事は最早当然の流れとなっています。
日本のIT業界やクリエイティブ業界に蔓延るコネやしがらみがない事に加え、外資系企業の技術職やクリエイティブ職に対する評価基準は国内企業と全くもって異なりますし、更にシステムやデザインに対する反応が全く異なる事はモチベーションを上げる要因にもなります。
トレーナーやコーチの実力と成果も低評価
その他にトレーナーやコーチなど指導員の評価も国内企業は著しく低いです。
多くは定年後の再雇用者に頼っている節があり、殆どボランティアで教えているレベルの評価です。
これらトレーナーやコートなどの指導員も海外企業では非常に高い評価となりますし、今後必要とされる将来性のある職種ランキングでも上位となっています。
日本では低レベル技術を有料で教えていますが、海外では高レベル技術は逆に無料で公開します。
この違いが分かるのであれば外資系企業は非常に面白いと感じるでしょう。
将来性のある職種ランキングは、『将来性のある職種ベスト30、メカニカルエンジニアが最も高年収となる』を見て下さい。
指導員を育成し実力と成果を適正化
前述の通り指導員の評価を高くしなければ、誰も高度な技術を同僚や部下に教えなくなってしまいます。
まずは指導員の年収を上げ、人材育成の評価を適正化しなければ潰れます。
なぜ指導員が重要なのかというと、その人材のスキルを図るには指導員がコイツは凄い!とならなければなりません。
上司は管理が主な仕事であり、同僚は只のライバルであり、適正な評価を下せるのは指導員しかいません。
しかし、その指導員の実力と成果を無視している国内企業が多いため、技術の継承が行われずに技術力が低下し業績も下り坂となり、更には技術流出に繋がります。
実力主義と成果主義の評価が適正な会社は少ない
この様に実力主義の会社、成果主義の会社を前面に出していても、実力主義と成果主義の適正化が出来ている会社は少ないです。
30歳平均年収ランキング上位に入っている企業ですら、実力主義なのか成果主義なのかは部署毎に変わってしまうでしょう。
今後AIによって実力を測ったり、AIによって成果を測るという名の商材を販売する会社が出てくると思いますが、ご存知の通りクリエイティブな仕事ほどAIは弱いです。
何しろクリエイティブ職は適正なデータが存在しませんから形にはなりますが精度が著しく低くなります。
それら人材評価のAIを導入した企業は結局営業だけが実力主義なり成果主義で高年収となり、クリエイティブ職種は評価も低く延々と低年収となるでしょう。
では営業職になれば良いのでは?と思われるでしょう。
そうです実力主義の会社で成果をあげるには営業職に就けば良いのです。
営業職は不人気職種となっていますが、技術職やクリエイティブ職などの実力と成果を適正に評価できない会社が多い訳ですから不人気職種とか言っていられないでしょう。
営業経験の有無で採用の合否に関わる事はありませんが、営業経験が有ると転職もしやすく求人も確実にあるため探しやすいです。
営業職の求人は、『営業職の中途採用求人情報』を見て下さい。
外資系企業へ転職する
実力主義や成果主義による評価制度が日本と海外では異なる事が分かったと思いますが、海外企業は日本企業の人事評価制度を参考にしている会社が増えています。逆に日本企業は経団連が述べている様に海外企業の人事評価制度を参考にしています。
これらが意味する事は企業によって異なりますが、外資系企業へ転職する人は増加するでしょう。
外資系企業への転職は、『JAC Recruitment』がおすすめです。