エーザイが早期希望退職者の募集を実施する事を発表しています。
国内製薬会社の希望退職としては大正製薬やアステラス製薬も実施を発表しており続いた形になっています。
この3社は4年前にも同様に希望退職をしており、募集人数もアステラス10%、エーザイも3回に分けて約10%ですので、そこまで大差はありません。
製薬業界は薬価制度改革による新薬創出加算の改正が2018年度も実施され、特許切れ医薬品対ジェネリック医薬品の構図、膨れ上がる新薬開発費用など悩みのタネが増えています。
買収や合併など業界再編の噂が絶えないのはそのせいですね。
その中でもエーザイは、アルツハイマー治療薬の開発において、臨床試験で良好な結果を出したと発表しており、大手製薬とは少々事情が異なります。
アステラスも投資先を探している状況でしょうから、こちらも事情が異なるでしょう。
大正製薬は富士フイルムと富山化学との提携を解消した事により、こちらも事情があるのですよね。
この様な状況に加え、他業界からの参入も相次いでおり、IT業界以上に戦国時代の様相です。
そのIT企業と製薬会社は、今後一層提携が増えるのではないでしょうか。
早期希望退職者など人員削減の対象になった時や希望退職者募集に応募をする方は、『早期退職への応募から希望退職した後の身の振り方』を参考にして下さい。