後継者不足問題でマッチングやM&Aによる事業承継サービスが増加

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先日、ジャニーズ事務所の代表であるジャニー喜多川氏が亡くなりました、ご冥福をお祈りいたします。

さて、そんな忌明けも済んでいない中、さっそく後継者問題が取り沙汰されています。

ジャニーさん後継者は滝沢秀明・藤島ジュリー景子か 下剋上の可能性も
https://www.excite.co.jp/news/article/Tablo_tablo_13659/

副社長である姪の藤島ジュリー景子氏、ジャニーズアイランドの代表へ就任した滝沢秀明氏が後継者と目されていますが、後継者がいる事は非常に良いのではないでしょうか。

なぜなら後継者不足が問題となっており、そのまま廃業する会社が以前から多くなっているからです。

人手不足業界ランキング、高齢化や後継者の人材不足で廃業へ
http://newjob.wp.xdomain.jp/article/434789745.html

帝国データバンクや東京商工リサーチの調査でも、年々後継者不足による倒産・休廃業・解散が増加している事が分かります。

老舗企業の倒産・休廃業・解散、465 件で最多更新~ 「呉服・服地小売」が 3 年ぶり最多 ~
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p190701.pdf

会社が倒産しそうな方は、『会社が倒産する前に転職を考えておこう』を参考にして下さい。

この様な後継者不足問題が表面化し、マッチングやM&Aによる事業承継サービスが増加しています。

これまで外部からの経営者招聘やM&Aを会社乗っ取りと捉えていた老舗企業も、昨今の人材の流動性を見て考え方を変え始めています。

高齢の経営者はドラマなどテレビ番組で、外部からの後継者を迎え入れる事やM&Aによる事業承継を悪と描いた影響を多大に受けており、なかなか応じませんでした。

しかし、ドラマの様に大逆転劇など殆ど起こりませんから、現実的な考え方になってきたのかも知れません。

もう一つは、後継者マッチングやM&Aなどの事業継承サービスを行なっている会社が社会的な地位を築いている事にあります。

例えばM&A仲介会社で言えば、日本M&AセンターやM&Aキャピタルパートナーズ、ストライクなどは上場企業であり、高年収企業ランキングでも有名となっています。この他に経営コンサルティング会社も幾つか上場企業であり、アドバイザリーやコンサルティングという言葉も一般的になってきた部分があります。

M&A仲介会社の平均年収は、『上場企業の平均年間給与、最下位の小売業も上昇』を参考にして下さい。

それらに加えてトランビやバトンズ、VANDDDなどのWebやITを駆使して事業承継サービスを行う企業が商工会議所や金融機関と提携する事が増えており、前述の様なM&Aなどを悪の対象としている経営者も説得できる様にシステム構築されてきています。

更に、オリックスなども事業承継サービスに参画しており、後継者不足問題がデメリットどころかメリットになり始めています。

但し、本当に悪の業者は存在しますので、どのサービスを利用するにしても丸投げは注意した方が良いでしょう。

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